現場の77%がいまだに紙図面!?大量の図面を持ち運べて書き込める
現場用タブレット第6世代『蔵衛門Pad DX』が新発売
“デザイン×アイデア×ITで すべての人を次の世界へ”をミッションとする株式会社ルクレ(以下、ルクレ)は、現場用タブレット『蔵衛門Pad』シリーズより10インチ大画面モデル『蔵衛門Pad DX』の第6世代を12月21日に発売開始しました。内部ストレージを前モデルの8倍(256GB)に強化。約32万枚の工事写真や約536万枚の図面・資料の保存・管理が可能になりました。大量の図面や資料を印刷する手間や現場に持ち込む荷物を大幅に削減することができます。いまだに紙が利用されることの多い施工管理において、ペーパーレス化を促進し工事現場の効率化と安全を後押しします。
第6世代『蔵衛門Pad DX』製品ページ:https://www.kuraemon.com/pad/dx/
【開発の背景】現場の77%がいまだに紙図面!作業員の安全性にもペーパーレス化は必須
建設会社の76.7%で、「いまだに現場への図面の持ち運びは紙である」という調査結果が出ました(※1)。しかし、図面の印刷コストは膨大。さらに、現場で働く人々の安全性向上という面でも、持ち運ぶ荷物を減らすことは重要な課題です。2022年1月から、高さ2m以上の作業におけるフルハーネス(墜落制止用器具)着用が義務化されたため、高所作業ではこのフルハーネスも持ち歩かなければならなくなりました(※2)。したがって、現場での荷物を極力減らすことがいっそう重要になっています。工事現場のペーパーレス化には、印刷コストや作業効率化だけでなく、安全性の向上にも寄与するのです。
【製品の特長】図面への書き込みにも対応!大容量ストレージで非インターネット環境でも使える
現場へ紙図面を持ち運んでいる理由の多くは「図面に書き込みをしたい」というものです。「蔵衛門Pad」シリーズでは、取り込んだ図面の書き込みも可能。
図面はA1などの大判サイズが多く、約6,900万画素程度の高解像度のため(※3)、一般的なタブレットで閲覧すると表示速度が遅く、拡大時の画質も低下します。独自開発したタイルレンダリング技術「くらくらレンダー」機能で大判図面の画質を落とすことなく瞬時に拡大表示、そのまま画面をすばやく移動できます。紙図面より細部が見やすくなるため、作業効率の向上を実現します。
更に、第6世代『蔵衛門Pad DX』は、前モデルの8倍にあたる256GB内蔵ストレージを装備。多量の写真を撮り溜めることができたり、PDF化した図面や資料も大量に保存して持ち運べます。CPUの処理速度も前モデルの3倍になり、操作スピードも早く快適な操作環境です。インターネット環境がない現場での利用はもちろん、『蔵衛門クラウド』へも対応しているので写真や図面をクラウドを介してリアルタイム共有することも可能。どのような現場でも、作業を止めることなく活用することができます。
そのほか、以下の特長があります。
- 耐衝撃・防水・防塵仕様の現場専用設計
- 鮮明で高画質な写真を確実に撮影できるLEDライトを標準搭載
- 「工事写真レイヤー化規格」に対応した電子小黒板黒板を手軽に作成
- 黒板入り写真から台帳を自動作成
- 工事関係者で工事写真、電子小黒板、図面をリアルタイム共有(※4)
- ビデオトーク機能による遠隔臨場 (※4)
- 写真や図面に絵を描いて報告や指示出し
- J-COMSIA認定製品(写真の改ざん防止と工事写真レイヤ化)
※1 自社調べ(調査期間:2023年11月~12月 調査数:90社)
※2 高所工事用のフルハーネスの重さは一般的には1.5kgから2.5kg程度
※3 解像度300dpiで表示した場合
※4 別途、『蔵衛門プレミアム』の申込が必要です
『蔵衛門(くらえもん)』とは
1999年に発売した台帳作成ソフト『蔵衛門御用達』によって、写真管理に忙殺される現場監督の負担を軽減、大手ゼネコンから小規模工務店にまで導入されています。建設業界が業務効率化のために推奨する“電子小黒板”を、デジタルカメラに代わる電子小黒板タブレットとして『蔵衛門Pad』を2014年に発売。国土交通省が定めるNETIS(※5)で最高評価(VE)を獲得しました。
2022年4月より開始した現場共有アプリ『蔵衛門クラウド』は、今まで見えにくかった工事の状況や進捗をリアルタイムに把握する“現場が見える”を提供します。『蔵衛門クラウド』を通じて指示・確認・報告・記録などの業務をスピーディーに行え、業務の分業化などの建設DXを実現させます。
※5 NETIS(New Technology Information System:新技術情報提供システム)
【株式会社ルクレ】
株式会社ルクレは、“デザイン×アイデア×ITで すべての人を次の世界へ”をミッションに掲げ、生活やビジネスなどさまざまなシーンにおける既存の考え・方法・癖(ユーザーリアリティ=UR)を理解し、ユーザーを軽やかに次の世界へと連れて行くサービスを提供しています。
代表取締役:有馬 弘進(ありま ひろのぶ)
会社設立:1995年9月20日 公式サイト:https://lecre.jp